ウグイス(2)
ウグイスが隣家との境界の植え込みを徘徊するようになって、ウグイスの行動パターンが少し判ってきました。チャッ チャッと笹鳴きしているときは決して茂みから出てきません。笹鳴きが聞こえるのでカメラを持って出て構えても姿を現してはくれません。肉眼では枝葉の隙間からちらりと見えるのですがカメラに収めるには到底無理です。葉のなくなった落葉樹にでも止まってくれないかと心待ちにしていましたが、声はすれども姿は見せずを繰り返すのみでした。ウグイスはひとしきり笹鳴きし、次に物音もたてずに茂みづたいに移動し、移動した先でまた笹鳴きをします。笹鳴きがやんだときが移動のために姿を現す可能性があるときですが、カメラを構えている方に来るとは限りません。声が遠くへ行ってしまい、今日も振られたかということも何度かありました。でも、犬も歩けば棒に当たる。私は歩かずにじっと潜むことによってウグイスに当たりました。
以下の写真は隣家との境の柿の木にやって来たところです。もちろん柿は隣家の敷地に生えているもので、自宅の柿は全部食べてしまいました。
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ヒヨドリの食べ残しのある枝に止まりましたがすぐには食べず、あたりを見回します。
警戒心の強い鳥です。ほの暗い茂みの中が好きで、開けた明るい所は苦手なのでしょうか。
だから顔つきがネズミのようになっちゃうんだよウグイスくん。
食べにくい位置にある柿を体をよじってつついています。
まだいくらも食べていないのに、さっさと飛び去りました。飛び去る前の一瞬、ちょっぴりかわいい顔を見せてくれました。
この間、私は枯れ木のように身動き一つせず(ウソ、シャッターを押した)、ひょっとしたら呼吸も止めていたかも。
野鳥の写真 ウグイス(2) 奈良県生駒郡平群町で撮影   平群庵:平群の里の侘び住まい