ウグイスの写真

ウグイスは誰もが知っている鳥ですが、多くの人が実態を知らない鳥です。
ウグイスをよく知らない人はウグイスはうぐいす色だと思っています。ウグイスをよく知っている人の中にはウグイスはうぐいす色をしていないと言う人もいます。という私もカメラを覗くようになってはじめてウグイスの色を認識しました。

ウグイスの鳴き声はよく知っていますがどんな風に鳴いているかはその気にならないと見えないものです。腹の底から大声を出しているのか、鳴いているときのスタイルは胴長でネズミかモグラの体型を思い起こしてしまいました。
（左）５月下旬葉桜の中

１１月になって家の近くで「チャッ　チャッ」といういわゆるウグイスの笹鳴きが聞こえてきました。植え込みや生け垣の間を移動しているのが鳴き声で判りますがなかなか姿を見せてくれません。
下の２枚の写真は、ジョウビタキにカメラを向けているときに偶然傍らを通過した時のものです。このときは笹鳴きもせずいきなり現れたのであわてました。もたもたしている間に２～３秒でさっさと移動してしまいました。ピンぼけながらかろうじて姿を捉えることができ幸運でした。
デジカメのAF（オートフォーカス）は大変便利ですが小鳥の撮影では仇になることがしばしばです。木立の間や藪の中に対象がいるときは手前の枝葉にピントが合ってしまいます。マニュアルでしようとすると、私の持っているデジカメでは、そのモードに入るのにボタンを１秒以上押し、その設定を確定するのにまたボタンを１秒以上押すことが必要なので動きの早い対象には使えません。
次のチャンスにはもう少しましな写真を撮ろうと操作手順を考えたりしますが、とっさの時に間に合わなくて、まだまだカメラも未熟です。