トラツグミ
杉や檜でほの暗い神社の裏山で見たこともない鳥と目が合ってしまいました。
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姿を見る機会を得た自分はラッキー。
でも、一月の寒い日、天気が良かったのでカメラをぶら下げて出てきたのに、陽の当たらない北斜面の薄暗い木陰、足下の水たまりには氷が溶けずに残っているような所を好んで餌場にするなんて。
しばらくはカメラを構えて震えながら再度登場するのを待ちました。
(左)木立のとぎれた比較的明るい藪でも身動きせずじっとしているこの鳥には気付きません。
忍者のようにそっと枯れ木をかいくぐり、落ち葉を嘴でめくり虫かみみずを探しているようでした。
目はキョロッとして大きいので薄暗い所でもよく見えるようですが、やたら掘り返して探すのではなく聞き耳でも立てるようにじっと立ち止まっていることの方が多いので、落ち葉の下の生き物を視覚以外の感覚で感じ取る能力があるように思いました。
(下)待ち伏せしてやっと全体像を手に入れました。寒かった!!
野鳥の写真 トラツグミ 奈良県生駒郡平群町で撮影   平群庵:平群の里の侘び住まい
おい、待ってくれ。と言いたいところですが、さっさと木立の奥に行ってしまいました。
図鑑で調べるとトラツグミでした。ツグミと同じくらいか、少し大きめかと言ったところ。図鑑には『薄暗い森の中に住んでいて姿を見る機会が少ない』とありました。
トラツグミを待っている間に、林の下の藪から藪へ、ヒョイ、ヒョイと移動する小鳥がいました。
暗くてよく分からなかったのですが、たまたま近くにやって来たのを見るとアオジでした。