平群の野鳥 スズメ 野鳥のページに戻る


 スズメと餌台。

冬、餌台を作って果物を置いたらメジロが沢山やって来ました。スズメも興味深そうにやって来ましたが果物は食べませんでした。スズメがひがむことは無いでしょうが、せっかく来てくれたのでおもてなしをしました。
スズメは餌台の上のものよりは地面に落ちているものの方を好むようです。性分でしょうか、木の上のものをつついていることは少なく、たいていは地面で何かを啄んでいます。


多分、草の種が落ちているのでしょう。ずいぶん小さいものを丹念に拾って生計を立てているようです。地面のない雪国ではどうしているのでしょう。



枯れ残ったススキの穂にしがみついて種をつついていることもあります。手間暇かけて。


小さな小さな砂粒のような種から中味を取り出しているのか、丸飲みして消化できるのか、その事を書いたものにまだ巡り会っていません。
ただ、アップで見ると思いの外頑丈そうな嘴です。これなら硬い種でも小さいものなら砕くことができそうです。


餌の話はこれくらいにして、メジロの餌台の下をスズメ用の餌場としました。ただ残飯を置いただけですが餌を置いたその日から来ることはありません。少し高い所からじっと観察し、結局はそのまま去っていきました。大変用心深い鳥です


餌は残飯、パン屑、ピーナッツを地面に撒き、一部を写真の器に入れたものを置いてみました。
三日目になってようやく地面に撒いたものをつついていましたが、見慣れない器には近寄ろうとはしません。

地面に撒いた餌を食べ尽くすと探しながら器の近くに来ましたが、明らかに警戒しています。
少し離れてのぞき込みますがいきなり食べようとはしません
大胆か、経験の浅い個体か、一羽がピーナッツをくわえるや、さっと飛び去りました。
誰かが先鞭を付けるとその後は我も我もの状態になります。大きな塊をくわえると仲間に取られまいと群からさっと離れます。

仲良く群れているのではなく、みんなといる方が安心なので群れているようです。

餌の横取り、いじめ、喧嘩、餌場に群れている個々のスズメ同士はずいぶん派手にやり合っています。


たらふく食べて羽を休めているときは平和そのものです。
一本の木に鈴なりスズメができます。


朝日背にふくらすずめの並ぶ柵
少し餌場になれてきたようです。

餌場の上の柵でひなたぼっこをするようになりました。


スズメとメジロ
柵の上からメジロの餌台を覗き込みます。メジロがこれに気がつき
スズメに話しかけます。(画像にマウスを当てて下さい)


野鳥の写真   奈良県生駒郡平群町で撮影   平群庵:平群の里の侘び住まい