簡易餌台:Hegurian Easy Feeder
メジロ(3)のページでメジロのような小鳥専用の餌台を針金で作りましたが、ヒヨドリやツグミにもしたたかな個体があるようで、稀に食い荒らされることもありました。
改良型 Easy Feeder
餌受けにペットボトルの頭の部分を使います。汚れても洗って再使用できます。
ペットの切り口は、小鳥の足も自分の手も怪我しないように#400以上の細かいサンドペーパーでこすっておきましょう。
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左の写真は改良型の餌台です。
園芸用の支柱に針金で螺旋状の円座を取り付けるのは同じですが、巻き付ける針金の一方の端をあらかじめ円座から突き出してしておく「邪魔棒」が改良点です。
"Hegurian Easy Feeder"と命名

邪魔棒の尖端は果実を突き刺し易くするために尖らせますが、これに危険を感じる人は、果実を刺すとき以外はドングリキャップのような鞘になるものを被せておくとよいでしょう

タイサンボク(泰山木)の落ち葉に文字を書きました。

タイサンボクの葉は皮質で艶と厚みがあります。

改良型 Easy Feeder U
支柱の部分に細い竹を使います。竹と言っても太めのネザサで十分です。
@ 針金を邪魔棒とスパイラルに分けて造ると細工しやすく、(左)
A それらををネザサの切り口に差し込みます。(右)
針金はカラーワイヤー緑 #12 太さ2.6mm (芯線1.9〜2.0mm)
ミカンの半切りのように底がしっかりしたものはそのまま芯を突き刺して乗せますが、輪切りバナナのようにつついて小さくなると針金の隙間から落ちてしまうようなものには受け皿を作りました。受け皿は耐水性のある材質がよいので牛乳パックを開いて円を切り抜き真ん中に排水を兼ねた針金に通す穴を開け、端から穴までを切り込み、適当にすぼめてホッチキスで留めました。
針金は被覆を含めて径2mmぐらいのもの、素手で曲げや巻き付けができるものを使いました。
円座の直径は7〜8cm、これ以上大きいとツグミやヒヨドリが止まりやすくなります。
邪魔棒の長さは20cmもあれば十分で、先端をペンチで斜めに切って果物を刺しやすくします。
針金はカラーワイヤー緑 #12 太さ2.6mm (芯線1.9〜2.0mm)を使いました。
これ以上太いと素手で曲げるのが難しく、細いとメジロにとって掴みにくくなります。

野鳥の餌台   奈良県生駒郡平群町で作成   平群庵:平群の里の侘び住まい

改良型 Easy Feeder V
餌台にプラスチックや針金などは使いたくないと言う人のための「純自然派仕様」
邪魔棒は竹ひご
円座の部分はアケビ蔓の巻き癖のある部分を組み合わせ
ついでに、落ち葉にメッセージ、邪魔棒の先端にドングリキャップをつけて子供受けをねらいました。

邪魔棒の効用は三つあります。
大きな鳥が止まりにくくなります。
餌を突き刺すので固定され餌台から落ちません。
メジロのような小鳥では止まり棒になります。
スズメが興味を示しやって来ましたが、果物は好まないようで、ちょっとつついてさっさと飛び去りました。
メジロはペアで来ることも多いので二本立てました。
小さな餌台では通常一羽しか止まれませんが、仲良しペアでは右のように止まり棒を利用して二羽で餌をつつきます。