2012年6月下旬 | トップに戻る |
カチカチ山の花と虫 |
イチヤクソウ イチヤクソウ科: カチカチ山でもやや希少。一薬草と書く、ドクダミは漢方で十薬と云う。薬効に差があるかは不明。 |
イチヤクソウ |
ムラサキシキブ クマツヅラ科 小果実の紫色でよく知られるが花も愛らしい |
キリギリス幼虫 3cmほどに成長していた。産卵管があるのでメス |
手乗りキリギリスになってくれた(上と同じ個体) |
キマワリ 16mm ゴミムシダマシ科 日向ではもっと黒く見える。体に比べて脚が長すぎるような歩き方をする。 |
ホシボシゴミムシ? 12mm オサムシ科 尻のはみ出しが大きいのか上翅のサイズが小さいのか・・・ |
キンイロジョウカイ 22mm ジョウカイボン科 熱した銅のような独特の金属光沢 |
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ベニボタル 10mm ホタル科 | クロマドボタル 12mm ホタル科 |
ヒシモンヨコバイ 5mm ヨコバイ科 | ヒゲナガカメムシ 8mm ナガカメムシ科 |
ナガメ 8mm カメムシ科 | ナガメ 黒っぽいタイプ |
ナガメ 色違いカップル | ナガメ 子供達 |
アゲハモドキ 前翅長 35mm 前後 ・アゲハモドキガ科 体内に毒を持つジャコウアゲハに擬態 |
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アゲハモドキ幼虫 (前年9月に撮ったもの) |
アゲハモドキ幼虫 体の表面のワックス のようなものふきとると普通のイモムシ |
ウメエダシャク 前翅長 25mm シャクガ科 | |
ヒロオビトンボエダシャク 前翅長 28mm シャクガ科 〜エダシャクという名の類似模様種が多く間違いそう。 |
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ツバメシジミ 開張:25mm シジミチョウ科 左右同一個体、メス |
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スジグロチョウ 開張:50〜60mm シロチョウ科 求愛:上の白い方がオス |
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スジグロチョウ求愛失敗 メスが尻を突き上げるのは拒絶のサイン | |
2012年、マイマイガ大発生 マイマイガのおさらい 6月のカチカチ山では山頂のテラスやテーブルに降り注ぐ毛虫のフンはさながら黒いアラレのようであったが、7月に入ってようやくその糞害はおさまった。毛虫はいたる所でサナギになり現在は成虫となって飛び回るものも増えている。 春先、4月頃に現れる1齢の小さな毛虫は糸を噴いて風に乗り遠くまで繁殖圏を広げる。1齢の幼虫には毒毛があり、空中を漂ってくるので人によっては頭や首筋に毛虫が触れて痒み、発疹が出場合がある。マイマイガはドクガ科なのである。ただし、2齢以降は毒毛を持たないのでかぶれの心配はない。 マイマイガの学名は Lymantria dispar で 幼虫の凄まじい森林破壊力と成虫のオスメスの姿が異なる様を現しているらしい。ラテン語を調べると Lymantria means destroyer , dispar means different とある。 |
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毛虫には色の異なるものもいた 黄橙色系 | 茶灰色系 |
毛虫の顔 パンダもたじたじ、超タレ目のキモカワ系 |
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マイマイガのサナギ 抜け毛を周囲に散らした汚らしい塊を演出、毛嫌いと云う言葉を思い出す |
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マイマイガ成虫 オス | マイマイガ成虫 メス 下の毛玉のようなものは卵塊 |
蝶や蛾には通常口吻とよばれる巻き巻きストローがあるが、マイマイガにはそれがない。つまり成虫は飲まず食わずで生殖し生涯を終える。しあせと取るか、あっけないと見なすか。 オスではメスの発するかすかなフェロモンをもキャッチすべく触角が発達している |
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参考 我が国におけるマイマイガの生態と防除 マイマイガの生態・被害・防除 Q & A |