ハコベ (ナデシコ科)
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ハコベ、庭や畑に生える雑草の代表みたいな草で冬の寒いときから成長し、春には地面を覆ってしまいます。白い小さな花は目立ちませんが、よく見ると面白い形をしています。花びらが10枚に見えるのですが、実際は5枚です。1つの花弁が深く切れ込んでうさぎの耳のような形になっています。
関心の無かった頃はどれもハコベだったのですが、草地を丁寧に見ていると、今まで単にハコベと思っていたものにも色々違う種類があることが分かりました。
左は、普通のハコベです。
ハコベの仲間でミミナグサというのがありました。これは花弁の切れ込みが浅く5弁に見えます。
植物でも肌の色の違いがあってミミナグサには下のような個体もあります。見かけが違うと別の種と思うことがよくあります。
ミミナグサ (ナデシコ科)
オランダミミナグサ (ナデシコ科)
我が家の花壇雑草の横綱。いつもはこれもハコベと呼んでいますが、ちゃんとした名前がありました。
ヨーロッパ原産、明治の末に横浜で牧野博士によって確認され、現在は本州から沖縄まで分布。北アメリカにも上陸している。と図鑑に説明がありました。EU強し。
日本に元からあったミミナグサは駆逐され少なくなったようです。
ノミノフスマ (ナデシコ科)
背丈が低くカーペット状になっています。花数が多いので野に咲いていて美しいと感じるハコベの仲間。