コシブトハナバチ科 体長:12〜14mm 平群庵昆虫写真館
シロスジヒゲナガハナバチ


春に活動する二種のヒゲナガハナバチ:シロスジヒゲナガハナバチとニッポンヒゲナガハナバチとは大きさも振る舞いもよく似ていて区別しにくいハチです。しかも平群では、このシロスジヒゲナガハナバチにめぐり合えるのは稀で、写真を得るのに苦労します。写真にとって翅脈を見るまで、私にはどちらかわかりません。白っぽいヒゲナガを見て、これはシロスジかなと期待し。写真に撮って翅脈を調べると大抵ニッポンで、色も当てになりません。

シロスジヒゲナガハナバチ オス シロスジヒゲナガハナバチ メス
シロスジヒゲナガハナバチ シロスジヒゲナガハナバチ メス
シロスジヒゲナガハナバチ オス シロスジヒゲナガハナバチ メス
シロスジヒゲナガハナバチ オス シロスジヒゲナガハナバチ メス
<前翅の肘室>  図鑑の解説には
「前翅の肘室がシロスジでは2個、ニッポンでは3個であることによってのみ区別される」とあります。
次の写真はシロスジ(上) ニッポン(下)の前翅です。
楕円で囲った部分が肘室で、この違いで区別します。翅脈はオスもメスも同じです。
<メスの飛ぶ姿>
どちらも丸っこくなって飛んでいます。
写真上段はシロスジ、下段はニッポン。
腹の縞模様がニッポンのメスは明るい茶色の毛、シロスジのメスは黒っぽいのでほぼ区別できそうです。

追加写真
写真を沢山撮って比較して見ると色が白いからシロスジとは言えない状況が多々あります。
結局、写真で一個体を追ったときには翅脈が見える一枚がないと決定できません。
シロスジヒゲナガハナバチ オス
背中の毛が白っぽい個体
シロスジヒゲナガハナバチ オス
背中の毛が茶色っぽい個体
シロスジヒゲナガハナバチ オス
額が花粉の色に染まっているだけで、
額が赤いのがこのハチの特徴ではない
シロスジヒゲナガハナバチ オス
この写真だけだと翅脈が判らないので
シロスジヒゲナガとは言い切れない

シロスジヒゲナガハナバチ オス
<前翅の肘室>
がきれいに撮れるのは稀です
4月、ヒメオドリコソウを訪れるシロスジヒゲナガハナバチのオス
5月、アカツメクサを訪れるシロスジヒゲナガハナバチのオス
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