ツチバチ科 体長:♀25〜32、♂18〜25mm 平群庵昆虫写真館
オオハラナガツチバチ Megacampsomeris grossa matsumurai


30mmを越す大きなツチバチに会いました。仕事を終えて土の中から出てきたのでしょう。スネ、ヒジ?に泥がこびり着いています。オオハラナガツチバチのメスです
キンケハラナガツチバチと似ていますが、腹の白線は白い毛帯で3本です。
また、キンケ同様、オスにはある帯紋はメスには無く、毛帯のみです。
オオハラナガツチバチ
オオハラナガツチバチ メス オオハラナガツチバチ メス
オオハラナガツチバチ オオハラナガツチバチ
オオハラナガツチバチ メスの腹面


オオハラナガツチバチのオス

オオハラナガツチバチのオス オオハラナガツチバチのオス

参考:キンケハラナガツチバチのオス
オオハラナガツチバチのオスとキンケハラナガツチバチのオスはよく似ています。大きさもそれほど変わりません。
外観での差異は腹の帯紋が分かりやすいのですが、
簡単に区別できないこともあります。

帯紋
 キンケ:黄色が濃い、幅がやや広い 帯の数4本
 オオ :黄色が薄い、幅がやや狭い 帯の数5本


但し、オオハラナガツチバチの5本目の帯は細いか、
ときには退化すると図鑑には書いてあります。
つまり、、帯は4本しか見えないことも多いのです。
 (上の写真は5本ですが)

色や柄が典型的でない場合は写真だけでは分かり難いのですが、帯紋の確実な差異も図鑑にはありました。

腹板後縁の帯紋:腹側から見た帯の状態は次の様です

キンケハラナガのオスでは
2〜4腹板後縁の帯紋は細く通常中央で消失

オオハラナガのオスでは
2〜4腹板後縁の帯紋は両側のみ残り中央部は消失

実際の見え方を以下に示します。
腹板後縁の帯紋
キンケハラナガツチバチのオス
腹板後縁の帯紋
オオハラナガツチバチのオス
キンケハラナガツチバチのオス 毛深いタイプ オオハラナガツチバチのオス 毛深いタイプ

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